redym’s diary

※ブログタイトル考え中※

自分に何が起きたかを振り返る ②会社に行けない。

※前回のブログからの続きです。

 

新しい部署に配属された後、約1週間経過した時点で体調面での違和感は感じていましたが、仕事自体はその時点では順調に進んでいました。

最初は戸惑いましたが、過去の資料を見たり、先輩に質問したりしながら、営業用の提案資料を作って。上司から褒められることもありました。このときは、この調子なら続けられそう、という気持ちにもなりました

 

 

ただ、なぜか”やりがい”や”達成感”といったものは何も感じられませんでした。

それでも、仕事だから、期待されているから、やらなければ…と思い、企画と提案資料の作成をひたすら行っていました。でも、順調に進んでいるうちはよいのですが、大小問わず何か躓くことがあると、全部投げ出したくなる衝動に駆られていました。

今、冷静に振り返ると、完全に「イヤイヤやっている」状態だったということがよくわかります。でも、当時の私は、今思えば本当に不思議なのですが、「自分が望んで異動したのだから、楽しく仕事をしなきゃ」という半ば自己暗示的な使命感を持っていました。

だから、普段ならグチをこぼしていた親しい人であっても、楽しく仕事してるよ!と明るい話しか出来ませんでした。前の職場の人たちが開いてくれた私の送別会でも全く同じ調子で、前の職場に戻りたい!と思ったけれども一言も言えず、ひたすらお酒を飲みまくり。送別会の帰り道は一人で大泣きしながら帰りました。

 

そんな調子で気が付けば5月。

このころには、実際に提案書を持って取引先へ出向くこともありました。取引先へ出向きますので、落ち込んだり嫌な思いをすることも、自ずと増えました。

 

それにつれて、体調も加速度的に悪くなりました。平日は就寝時刻に関係なく朝4:00~5:00に動悸がして目が覚め、落ち着かなくてそわそわして二度寝もできず、そのまま会社へ…。でも、昼間も夜も眠くならず、いつまでも頭がすっきりしないままというのが常態化していました。

通勤電車の中で気分が悪くなり、途中下車することもありました。それでも、会社には行っていました。

段々と、土日の朝も同じように早く目がさめるようになり、強い不安に襲われて涙が出てくることもありました。

でも、会社に行けばそんな症状は出なくて仕事はでき、表面的には新しい部署の人たちとも、仲良くやれていました。

 

5月の末、前々から有給休暇をとっていて、楽しみにしていた旅行に行きました。この2ヶ月の心の支えの一つでした。旅行は本当に楽しくて、仕事のことも何もかも、全て忘れて幸せな気持ちになれました。

旅行が終わって、家に帰ったら、またあの日常に戻るんだという思いが、どわっと胸の中に溢れて、不安で悲しくて、何もできなくなってしまいました。誰かに笑いかけることすら出来なかったです。

 

そして、出社しなければいけない朝、この日も4:00に目覚めました。目覚めた瞬間から涙が止まらなくて、そわそわして座っていることすら出来ない。パニック状態でした。

そのまま気がつけば7:00。母に電話をして、とりあえず今日は休んで帰って来なさいと言われ、会社を休みました。これが、結果として休職の1日目になりました。

 

今振り返れば、あのとき母に電話をしてよかった、会社を休んでよかったと、心から思います。